2020年12月23日水曜日

VM26あきらめた。

長らくVM26のセッティングを頑張ってきましたが、あきらめました!あれがセッティングとしては限界でしょう。

キタコの製品でしたが、キャブの良し悪しというよりは、今回の車両には合わなかったです。もしかしたら武川のニードルジェットなら改善できたかも。高速、中速を合わせると、どうにも低速を絞りきれない。エアスクリューでごまかしてもダメ。

しかし中速以上で噛み合ったときは素晴らしいレスポンス。良いところがあっただけにそれなりでも合わせたかったけどね。

ということで!

次はヨシムラYD28MJNにします。


これにしようかなあ、と思ったのは、

・ダウンドラフト!水冷4発レプリカで育った私ら世代の心をくすぐります。

・MJN!DRZでTMR-MJN使ってますが、これがまた優秀だったです。あまり細かいことは気にせずにMJを選べます。ピークに合わせても低速にあまり関係ない。これは街乗りに大切。

・これ安い!レーシングキャブでヨシムラなのに。

こんな感じで選んだんですが、開けてびっくり。これベースがPWKですな。ケーヒンじゃんね。ヨシムラだからてっきりミクニかと思った。

ボディーやフロート室はダウンドラフトの謳い文句で斜めですが、ヘッドやスロットルはPWKクリソツです。KDXのとき愛用してたので楽しみです。


さて組んでみます。

マニホールド側の口径測ったら35ミリ。これVM26と同じですな。すぽんとハマりました。お?意外にすんなりいくかな?


武川汎用マニホールドで左前に向けます。角度は上45度ぐらいでちょうど良さげ。え、ポン付け!?


だがしかし。

モンキーと違ってすぐ真上にフレームがあるためヘッド部分がフレームに大命中します。ちょっと伸ばさなきゃいかんね。高さはなるべく低いままで。


左前に向けると必然的にヘッドは右後ろを向きます。アクセルワイヤーに対して反対になります。マニホールドを短くしたくてボディーをなるべくフレームに寄せるとワイヤーが曲がれません。ヨシムラからL型アダプター出てるので使います。


こんな感じ。スロットル重くなるのはしょうがないね。ちなみに、これでアダプター長くなる分スロットルワイヤーのアウターから出た長さがまったく足りなくなります。使ってるのはデイトナのめっちゃハイスロです。

ワイヤー自体の長さは足りてたのでアウターを20ミリぐらい切って加工しました。だいたいこんなもんだろ、とだいたい20ミリにしましたがかろうじてギリでした。ワイヤー伸びることはあっても縮むことはないから、まあいいや。


取説にワイヤーの固定方法書いてあります。バネに通してからスロットルの下に入れるので、アクセルはずしてダラダラにしないと入れにくい。ケーブルストッパーに向きがあります。ニードルにも向きがあります。


ちゃんとはまるとニードルも回転せず、ワイヤーもニードルの突起が外れ止めになります。が、老眼でまったく見えません。何回かすっぽ抜けました。ダラダラで組んでボディーに戻すときテンションかけながら入れるの難しい。


さて、マニホールド伸ばしましょう。これはただのアルミパイプ。最近ミスミという商社に金属部材よく頼むけど、素晴らしい。存在する市販素材がわかって、それが切れ端で買える。これ送料込み700えん。


マニホールド径と同じ外径35ミリ。こんなんそのへんになかなか売ってないよねえ。


内径はキャブ、マニホールドは28ミリですが、これは29ミリしかなかった。t3ですね。まあいいや。だいたい合ってるし。


超精密切断機で切ります。


リューターでバリ取り面取りします。


できた!なんとなく磨きました。


YD28についてたインシュレーターにはめます。当たり前だけどぴったり。


VM26用インシュレーターを反対にはめます。長さはとりあえずギリ短く。せっかくダウンドラフトなんだからなるべく短くしたいですが、2ミリぐらい見える長さにしました。ちゃんとはまってるか見えるように。


付いた!フレームとヘッドをギリギリに、チョークレバーもギリギリ引き上げられるように、マニホールドの角度を調整します。緩めて回して締めて、緩めて回して締めて、めんどくさい!でもなかなかガッチリできました。


燃料ホースはちょっと足りなくなったから交換。オーバフローはフロート室の上部に左右それぞれあります。付属のホースで長さを調整してキャッチタンクへ。この辺はサクサク。

もともとはファンネルだけですが、街乗りもするので武川のフィルターかぶせてます。雨はまた考えなきゃね。


さて!始動してみます。

チョークなしで何回かキックでかかった。こりゃ優秀だ。

暖気してからエア調整します。これは開けすぎるとアイドリングが下がってくタイプだね。わかりやすい。1.0回転で決まり。アイドリング合わせます。

レーシングしてみると、開けるとついてきませんね。低開度も高開度も。PJもMJもちょっと足りないかな。走らなくてわかる範囲で調整します。

ヨシムラ印がかっこいい!ジェットのセットです。


かっこいいんですが、まったく番手見えないので小箱に入れ替えます。老眼鏡ありがたや。


ヨシムラの設定はモンキー社外ヘッド+125ccがベースだそうで、MJ#100、PJ#45が付いてました。なんとなくMJ#110、PJ#48に上げます。


これでかなり安定しました。走ってみないと負荷は分かりませんが、ほれぼれするようなアイドリング、空ぶかしの安定。MJN効いてますね〜。暖気が終われば何分ほかっといても大丈夫。

YD28はモンキー用に開発したみたいなのでKSR用の周辺部材は無い、いや、あるんかな?知らんけど。

でも(加工すればほぼ)ポン付けです!他の納まりは知りません。右後ろはアップマフラー当たるし、右前はオイルクーラー当たるし、他に選択肢は無かったなあ。


とりあえずここまでですが、期待できます。早く乗ってみたいなあ〜。





 ちょっとは働け。あ、働いてんのか。ぐうたらが仕事。









0 件のコメント:

コメントを投稿