2020年3月28日土曜日

まわし完了!

最後の仕上げにヒャーカム入れました。標準語でヒャーカム、東京弁でハイカムですね。ボアアップやスーパーヘッドはやる気ないですが、いかにもカブなエンジン、もう少し回らないかなーと。


さて、組みますか。別に整備解説する気はないのであんまり期待しないで。SSTは一切ありません。

カムカバー開けます。左横にカムカバー、上下にロッカーアームカバーがあります。


ほい、開けました。反時計回りに回してケースのマークに合わせます。どんなエンジンもそうだけどここに止めようとするとにゅるんと回りすぎるよね。ゆっくり圧を抜きながらのんびりやります。

カムスプロケとカムチェーンの位置をマークします。油拭いて修正ペン。


カムチェーンテンショナーを巻き巻きして緩めます。よく知らん間にブチ壊れてるので1度バチンと戻して生きているか見ます。オッケ〜


さてカムスプロケ緩めますか、と回転止めようとなんか工具探します。16ミリがピッタリっすな。で、六角入れようとしたら入らない。


当たるとこをサンダーでジャーッと削ります。ギュッて締めるわけじゃないのでペラペラでもいいでしょ。

KY的に画像略

て言うか手がオイルまみれでこの後全部画像略。

純正カムはシャフト抜いてロッカーアーム外したら、ちょっとぐりっとこじればスコンと抜けました。

カブと同じで上下にロッカーアームがあります。お約束でシャフト抜いたら中に落ちました。マグネット棒で救出。

カム山を比べると、頂点高さは同じかな。山が太くしてありますね。期待。

さて、入れ替えて戻します。

最後にバルブクリアランスの調整。これがSST無いと1人だと手が足りない。しかも上下。下も難しいし上はキャブが邪魔。

息子に短冊挟んでてもらって、ラジペンで調整して9ミリボルト締めて終わり。

なんで9ミリなんじゃ💢

9ミリのオープンスパナ持ってなかったので真ん中の軸が動かないようにそーっとボックスで締めました。まあいいでしょ。カラカラ言わないし。

ご機嫌に一発始動。キックは純正より楽だなあ。さて、試走・・・



これは予想外に良い!よう回るわ〜。エンブレも半分くらいになる。とても滑らか。シフトもしやすい。かなりレーシーになりました。


その他レースの準備。ガソリンキャッチタンク作ります。こんなステーに穴あけて、カラーで浮かせて、


さっきのカムカバーの前側に止めました。ボルトちょっと長いのに換えて。


KSRは小さすぎて場所がないし、下の方にフレームないし、このキャブより下に設置するのここしかなかったよ。反対側はエキパイあるし。斜めのはこの前作ったオイルキャッチタンク。


他もアクスルピンやキャリパー、オイルのドレンとかいろいろワイヤリング。




これでレースのまわしOKかな?


デイトラも借りてくれる人ができたのでタイヤ、その他準備オッケ〜。



今年もよろしくお願いします!











2020年3月19日木曜日

ウインカーをプッシュキャンセルに。

純正キャブのPC18からVM26に換えたらチョークケーブルやレバーがいらなくなった。前からハイパー気に入らなかった、いちいち戻さなきゃいけないウインカースイッチを換えます。

これはKLX250の左スイッチ。たぶん(笑)。

中の配線を調べます。中もきったね(笑)。


ホーン×2、ライトハイロウ×3、ウインカー×4、合計8本。細かいとこは違うけど、まとめ方を見て電源や接点信号だいたいわかった。


カプラーはお互い9ピンですが、オスメス逆です。配線位置もバラバラです。でも配線色はほとんど同じ。カワサキなんでも一緒くたが素晴らしい。


だいたいわかったので、ぶった切って仮つなぎします。


車両のエンジンをかけて実験。全部ビンゴ!


本チャンでカシメ接続します。熱収縮チューブで絶縁します。最後にコルゲートチューブでまとめてテープぐるぐるします。


完成!


色あせた古いスイッチボックスだから違和感ゼロ(笑)。激しい転倒で割れてるからコーキングしとこ。使い心地は、、、普通です!!




眼力!









純正キャブあきらめた。

WRが片付いたとこで自分のKSRやります。

先日今年初ツー行ってきました。極寒でした。それが標高で変わりまくりカブりまくり。どうやら平地で濃い目ギリだったみたいです。


まあでも美味しかった❤️。


東栄温泉も初めて入りました。帰り冷え切ってよけい辛かった。




さて、ちゃんとジェット合わせましょう。

前の記録で純正PC18でMJ105、PJ40にしたんですが、パーシャル、アクセルオフ、低回転、高回転、全部カバーするアタリがまったくない。やんなった。

思うにPC18と横置きエンジンが最初から絞りすぎてて、マフラー換えただけでズンドコ。いろいろ試すうちにMJ90、PJ50といういかにもアカン番手に。

ヤメだ。



買っちゃったテヘッ


ミクニのVM26です。今まで京浜ばかりでしたが、DRZのTMRは大変優秀だったのでミクニにしました。(一番安かったからとは言えない

とりあえずPCでも空気量足りなくてMJ関係ない感じだったのでさらにエアクリ穴だらけにします。フレームからの吸気口の下に配線が通るための凹みに四角く開口。


さらに上方から手前の側面を骨残して開口しました。これ以上は雨が入りそう。


ネットで見るとみなさんやってるみたいですが、純正ヒーター移植します。


めちゃ浅い(笑)。気は心。また張り付いたら考える。


さて取り付けよっかな、と仮合わせしたら、いきなりマニホールドの加工が悪くてボルト入りません。ボルト頭が引っかかる。


リューターでゴリゴリ削ります。これ金型の問題だから買った人全員なってるのでは。


なんだかんだ付いた。納まりはとてもいいです。MJやニードルなら緩めて傾けるだけでできそう。実際できた。リューター出したついでに純正インシュレーターの24→26パイになった段差も削りました。


ロースロになったので在庫からなんかハイスロになりそうなの探します。


あった。外径、爪位置、厚さ、長さ完璧だ。写真のように溝の有る無しでその分ハイスロ。なんのスロットルかさっぱり覚えがない(笑)。閲覧者には悪いけど何の参考にもならないブログ(笑)。


エアクリーナー穴だらけにしたのでオイルキャッチタンク作ります。サーキットで使うので。タンクからエアクリに戻します。まあどうでもよい。




さて、試走してみる。

キタコ純正はMJ150、PJ15、、ニードル上から2段目、ASJ1+1.2戻し。

・・・普通に走るがな。

ちょっと下〜真ん中で引っかかる。たぶん濃い。それでもやっぱ速いね。


最終的に、
MJ150
PJ10
ニードル1段目
ASJ1+1/2戻し

感じたのは、高回転回ればアッパッパーのマフラーとエアクリに合ったジェット総量は機能するけど、アイドリング〜低速パーシャルは予想より吸わない。VM26はPC18に比べてニードル調整できるのがいいね。総量変えずに範囲調整しやすい。

高機能なのはいいんですが、

・油面ギリ過ぎてキックやなんかの拍子にオーバーフローする。ストッパーがどうこうじゃなくて、設定油面がそもそもオーバーフロー頼り。

・TMRと同じくドレンがない。下フタを外すしかない。なるべく走って減らしても外したらダバダバこぼれる。シリンダーにかかってジュージューかなり怖い。シリンダーとの隙間にタオル敷いてやります。

まあ、しゃーないわな。



長らく悩みましたが、これでいこうと思います。



痛い。











2020年3月5日木曜日

オフ車を整備するよ。その2

前回の続き。

今回の致命傷のフロントフォークインナーです。フォークガードとインナーの間に土がてんこ盛りで放置。サビがメッキを剥離させています。磨いても無駄っぽい・・。


その間にチェーンをぶった切ります。完全に錆びてポキポキ。切る瞬間にはカバーを付けています()


フォークの油抜き。しかし高品質なパーツです。ドロサビがまことにもったいない。

 
タイヤも替えます。用途は林道行きますがツーや街乗りにも使うので、前と同じD605にしました。


チューブも交換。サクッと終了。


まったく点検してなかったのか、パッドはほぼ無くなっていて、ローターも傷めて段減りしていました。非常に危険な状態。ローターも交換ね。


ローターボルトも新品交換。ネジロックも使います。トルクスでマジめんどくさい。


パッドとローターをセットで交換みたいなもので、錆びたチェーンでスプロケもお亡くなり。サンスター使います。


美しい・・。これは表裏相締め。


さくさく組みます。


油抜けたので作業開始。純正の01使います。


適当にエア抜き、継ぎ足し。最後に油面合わせ。抜く前の状態よりかなりよくなりました。前はなんか油面おかしかった。オイルもよくわからん。


オイル交換します。車高が高くて飛び散るのでダンボールでかさ上げ。ヤマルーブプレミアムね。


クーラントのドレン抜きます。さくさく交換。


エア抜きしてるときにぽこぽこ油が浮いてきます。水車周りのパッキンならいいですが、ガスケット吹き抜けの可能性。これは次回オイル点検せねばね。


ギコギコいってるリヤ周りをグリスアップ。


グリスアップというかおそうじ。


左はまだ。右は磨きオタク済み。


ベアリングは悪くない。グリス入れ替えます。


ピカピカに磨いて乗るバイクではないですが、それなりそうじしないと傷みもわからない。シャフトはそんなに悪くない。磨きました。


他もグリス切れてたけどギコギコの原因はこれ。グリス切れでベアリングガリガリ。ベアリング交換しました。


サクサク組みつけ。リヤブレーキホースめんどくさい。シャフトは周り留めの欠きが合わせにくい。
 

外装も組みつけ。シュラウドにインナーがあって非常にめんどくさい。意味あるんかなコレ。ボルトも凝ってますね。


さんざん高品質とほめましたが、スイングアームのえぐれたキズはサイドスタンド命中ですね。純正なんかな。この納まりはひどいね。必ず当たるし改善しようがない。


さて終わりました。


やっぱり致命傷から漏れ。そりゃ破れるよなあ。気にかけて乗らなきゃな。次はパツキンとインナー交換。


何が大変て、洗うのが大変だった!土の付けっぱなしは傷むね。


もうすぐ春やねえ。