2020年12月26日土曜日

YD28のエアフィルターアダプター作る。

YD28のファンネルの雨対策を考えます。ファンネルを取り外して観察。フランジ部分は固定用の穴とキャブのなんかの通気穴が片方だけあります。


内径は28ミリ。マニホールド側と同じですね。外径は35ミリだと市販の傘付きフィルターが使えます。カブ90で使ってました。この前マニホールド延長に使ったパイプの残りが使えそう。


ということで、フランジをなんとか作ってみましょう。赤い板はアルミ切り板、厚み5ミリ。またミスミ。これにファンネルを押し当てて型を取ります、と思ったらトゥルトゥル滑ってうまく描けないので、


先に適当にボルト穴を片方あけます。キリをファンネルの穴に通してみたら4.3ミリ。M4なのでそんなもんでしょう。超精密フリーハンドボール盤で(インパクト)。


アルミはサクサク穴あけできて楽ちん。板にボルトナットで固定しながら外形をなぞります。こんな感じ。


外径35ミリのパイプより若干フランジが広い。狭いより溶接しやすいでしょう。


真ん中の28ミリ穴と反対側のボルト穴位置をけがきます。反対側の穴位置はファンネル固定してボルト底にマジックで色付けしてハンコみたいにマークします。


ボルト穴と28ミリ穴の捨て穴を掘ります。先にポンチして1.5ミリからだんだん広くします。フリーハンドなので。


ホールソーでガリガリいきます。厚みが5ミリもあるとアルミといえどなかなか手強い。


キレイにあきました。ファンネルに通してみます。ピッタリ!フリーハンドの神!


さて、最初にけがいた外形を切り抜きます。


なかなか手強い。小さいから伝熱でグローブしてても手がアチアチ!コーヒー飲んで冷やしながらのんびり切り抜き。アルミだからすぐ冷める。


ボルト横の通気穴もファンネル現物にはめながら採寸マークして、はずしてじわじわ削ります。


でーきた!リューターと3Mの金属タワシで形を整えて面取りします。28ミリ穴もホールソーでガリガリあけてるからキレイにします。


YD28本体にはめてみます。お〜ピッタリ!現物に合わせてるから合うのは当たり前だけど、サンダーとインパクトだけで作ったところがすごくない!?


パイプを乗せてみました。作ったフランジの方が1〜2ミリ広い。パイプを面取りして溶接のポケットにします。


こんな感じに。このままだと長すぎてシュラウド突き破る(笑)ので、溶接終わったら最低限まで切ります。飲み込み15ミリ、ボルト頭逃がし5ミリで、計20ミリぐらいかな。先に切っちゃうと小さすぎて溶接しにくいだろうからとりあえずこのまま持っていく。




なんでそこでくつろぐんだ。じゃま!









 

2020年12月23日水曜日

VM26あきらめた。

長らくVM26のセッティングを頑張ってきましたが、あきらめました!あれがセッティングとしては限界でしょう。

キタコの製品でしたが、キャブの良し悪しというよりは、今回の車両には合わなかったです。もしかしたら武川のニードルジェットなら改善できたかも。高速、中速を合わせると、どうにも低速を絞りきれない。エアスクリューでごまかしてもダメ。

しかし中速以上で噛み合ったときは素晴らしいレスポンス。良いところがあっただけにそれなりでも合わせたかったけどね。

ということで!

次はヨシムラYD28MJNにします。


これにしようかなあ、と思ったのは、

・ダウンドラフト!水冷4発レプリカで育った私ら世代の心をくすぐります。

・MJN!DRZでTMR-MJN使ってますが、これがまた優秀だったです。あまり細かいことは気にせずにMJを選べます。ピークに合わせても低速にあまり関係ない。これは街乗りに大切。

・これ安い!レーシングキャブでヨシムラなのに。

こんな感じで選んだんですが、開けてびっくり。これベースがPWKですな。ケーヒンじゃんね。ヨシムラだからてっきりミクニかと思った。

ボディーやフロート室はダウンドラフトの謳い文句で斜めですが、ヘッドやスロットルはPWKクリソツです。KDXのとき愛用してたので楽しみです。


さて組んでみます。

マニホールド側の口径測ったら35ミリ。これVM26と同じですな。すぽんとハマりました。お?意外にすんなりいくかな?


武川汎用マニホールドで左前に向けます。角度は上45度ぐらいでちょうど良さげ。え、ポン付け!?


だがしかし。

モンキーと違ってすぐ真上にフレームがあるためヘッド部分がフレームに大命中します。ちょっと伸ばさなきゃいかんね。高さはなるべく低いままで。


左前に向けると必然的にヘッドは右後ろを向きます。アクセルワイヤーに対して反対になります。マニホールドを短くしたくてボディーをなるべくフレームに寄せるとワイヤーが曲がれません。ヨシムラからL型アダプター出てるので使います。


こんな感じ。スロットル重くなるのはしょうがないね。ちなみに、これでアダプター長くなる分スロットルワイヤーのアウターから出た長さがまったく足りなくなります。使ってるのはデイトナのめっちゃハイスロです。

ワイヤー自体の長さは足りてたのでアウターを20ミリぐらい切って加工しました。だいたいこんなもんだろ、とだいたい20ミリにしましたがかろうじてギリでした。ワイヤー伸びることはあっても縮むことはないから、まあいいや。


取説にワイヤーの固定方法書いてあります。バネに通してからスロットルの下に入れるので、アクセルはずしてダラダラにしないと入れにくい。ケーブルストッパーに向きがあります。ニードルにも向きがあります。


ちゃんとはまるとニードルも回転せず、ワイヤーもニードルの突起が外れ止めになります。が、老眼でまったく見えません。何回かすっぽ抜けました。ダラダラで組んでボディーに戻すときテンションかけながら入れるの難しい。


さて、マニホールド伸ばしましょう。これはただのアルミパイプ。最近ミスミという商社に金属部材よく頼むけど、素晴らしい。存在する市販素材がわかって、それが切れ端で買える。これ送料込み700えん。


マニホールド径と同じ外径35ミリ。こんなんそのへんになかなか売ってないよねえ。


内径はキャブ、マニホールドは28ミリですが、これは29ミリしかなかった。t3ですね。まあいいや。だいたい合ってるし。


超精密切断機で切ります。


リューターでバリ取り面取りします。


できた!なんとなく磨きました。


YD28についてたインシュレーターにはめます。当たり前だけどぴったり。


VM26用インシュレーターを反対にはめます。長さはとりあえずギリ短く。せっかくダウンドラフトなんだからなるべく短くしたいですが、2ミリぐらい見える長さにしました。ちゃんとはまってるか見えるように。


付いた!フレームとヘッドをギリギリに、チョークレバーもギリギリ引き上げられるように、マニホールドの角度を調整します。緩めて回して締めて、緩めて回して締めて、めんどくさい!でもなかなかガッチリできました。


燃料ホースはちょっと足りなくなったから交換。オーバフローはフロート室の上部に左右それぞれあります。付属のホースで長さを調整してキャッチタンクへ。この辺はサクサク。

もともとはファンネルだけですが、街乗りもするので武川のフィルターかぶせてます。雨はまた考えなきゃね。


さて!始動してみます。

チョークなしで何回かキックでかかった。こりゃ優秀だ。

暖気してからエア調整します。これは開けすぎるとアイドリングが下がってくタイプだね。わかりやすい。1.0回転で決まり。アイドリング合わせます。

レーシングしてみると、開けるとついてきませんね。低開度も高開度も。PJもMJもちょっと足りないかな。走らなくてわかる範囲で調整します。

ヨシムラ印がかっこいい!ジェットのセットです。


かっこいいんですが、まったく番手見えないので小箱に入れ替えます。老眼鏡ありがたや。


ヨシムラの設定はモンキー社外ヘッド+125ccがベースだそうで、MJ#100、PJ#45が付いてました。なんとなくMJ#110、PJ#48に上げます。


これでかなり安定しました。走ってみないと負荷は分かりませんが、ほれぼれするようなアイドリング、空ぶかしの安定。MJN効いてますね〜。暖気が終われば何分ほかっといても大丈夫。

YD28はモンキー用に開発したみたいなのでKSR用の周辺部材は無い、いや、あるんかな?知らんけど。

でも(加工すればほぼ)ポン付けです!他の納まりは知りません。右後ろはアップマフラー当たるし、右前はオイルクーラー当たるし、他に選択肢は無かったなあ。


とりあえずここまでですが、期待できます。早く乗ってみたいなあ〜。





 ちょっとは働け。あ、働いてんのか。ぐうたらが仕事。









2020年12月21日月曜日

KSRを弱盆栽します。

死神モゲール号はエクレアくんに渡ってから、素晴らしく進化を遂げ、美しい車体になりつつあります。それを見習って私も盆栽化に向かおうと思います。いや!、エクレアくんが盆栽とか言ってないですよ!!

KSRの海外版?のアルミホイールです。リヤはmeemにもらったのがあります。フロントだけ買いました。純正部品ですが、海外から船便だからか、2週間ぐらいかかりました。


バルブはついてないので付けました。L型なかったから普通の。


メイドイン タイランド!イタリアやドイツじゃないとこが弱盆栽笑。


テッチンホイールはレースのときスペアタイヤにするのでローターは同じシフトアップの220を新しくつけます。区別つくように今回は赤にしました。純正なのでカラーやメーターギヤはそのまま使えそう。


が!!

 

なんとキャリパーがキャストスポークに命中しました。最近モタードのスポークホイールで苦労してたから、まさかキャストで当たると思わなかった。ブレンボ対向4だからそりゃ当たるわなあ笑。純正キャリパーの人は当たらないと思いますよ。純正同士だから。

なんとなく1ミリぐらいがっつり当たってる感じ。
・キャリパー削る
・キャリパー外にズラしてローターもズラす
どっちにしましょうかね。

さて、削れるかキャリパーの採寸します。


リブの頂点からなら5ミリ以上ありそうです。2ミリぐらいイケそう。ちなみに自分がイケると思うだけでやってどうかなっても知らんからね。


いきなり削ることにしました。


スポークは斜めに当たるのでケガキながら斜めに削ります。指つっこんで残り厚みを確かめながらグイグイいきます。刃が暴れていろんなとこ傷まるけ。


だいたいできました。ウチにはブレンボのラジアル、65、40ありますが、全部削ってあるな・・。ラジアルはDRZに付いてます。65はKDXに使ってました。


アルミ粉だらけになったのでついでに洗います。ピストンもパツキンも大変きれい。ブレンボよく使うのはなかなか痛まないのもあるなあ。バイクがみんな小さいから負担が少なくて焼けないからかな。


組んでみました。カッコいい!普通のバイクみたい!
( ゚∀゚)o彡°盆栽!盆栽!


裏から見るとこんな感じ。ギュッと本締めしたらテッチンとローターの座面が1ミリぐらい違いました。どっちもカワサキ純正なんだけどなー。キャリパーから逃げる方向なんでテッチンのとき調整で入れてたワッシャー抜いて、ヨシ!
( ゚∀゚)o彡°カワサキ!カワサキ!



後ろはmeemにもらったホイールです。傷だらけですがフロントが新品だとリヤも新品に見える!(見えない)


なんとなく締まった感じに見えます♡ しかも盆栽なのにテッチンよりちょっとだけ軽い。ちょっとだけ。







君はだいぶ重くなったねえ。
寝てばっかで運動しないから。