2020年10月30日金曜日

キャブ向き変えその2

後ろ向きにするのにこんなん買ってみました。武川製にしては珍しく車種専用品でなく汎用品。

こんな小さいのに回転式なんすよ、コレ。しかもちょっとだけ上向き。エンジン側の傾斜を打ち消してちょうどいいんじゃないかな。武川って図面や取説をHPで見れるから、買う前に予想できて素晴らしく親切ですね。

前方向マニホールドとマウントを揃えて並べると、高さは違いますが、キャブ側も平行になってるのがわかります.イケそう。


インシュレーターもキタコのキットがそのまま使えます。ボルトピッチ同じ。ちなみにエンジン側も26ミリでそのまま合います。

ファンネルまで仮合わせしてみました。高さは台で上げれます。

おお!だいたい水平出るじゃん!専用品みたい。

キャブ本体を取り付けて場所をいろいろ考えてみます。左後ろ方面はセルモーター受け、真後ろはフレームに当たります。この写真の右後ろは入ります、が!エキパイの真上です。

かかか、カッコいい!!アメ車みたい!

膝には当たりませんが、シュラウドには隠れませんでした。これにフィルターや雨用のカバー作ると、まあ、邪魔ですね。


エキパイと近すぎるので、もう少し上げたいですが、フレームに当たります。フレームをかわすのに、だんだん後ろというよりは横出しになってきます。つーかいくらバンテージあってもエキパイの熱でフロート室爆発しそうです。オーバーフロー管も行き場がありません。





・・・、ボツ!!





結局、この前加工した前出し用のマニホールドで、回転用の台座を使って、左前出しに変えました。エアクリボックスは撤去。シュラウドのステーは適当に作りました。フューエルライン、アクセルワイヤー、キャッチタンク、すべてまったく問題なく、最初からここにあったみたい。

ジェット変更やAS調整や、メンテがめっちゃ楽。前の位置はまったく手が入らんし、オイルクーラーはずさなかんし、超めんどくさかったから。これはよい。

走行会の前の日にやることじゃないわなあ笑。純正位置の武川フィルターのときからジェットだいぶ変わりました。全開以外はまったくダメです笑。アクセルちょいと戻したらもうハンチングの嵐でござる。

ファンネルにフィルターだけ。手持ちのファンネルと径が多少違うので、パッキンになるスポンジを適当に作って挟んであります。上に見えるのがハイパー手曲げエーモンステーです。



まあお天気もよく、

凰牙さんのモンキーRとバトったり、

meemの通勤車とバトったり、

モゲール号も何かしらキレイになって、

私もジェットめちゃくちゃでやっぱり2速に入らないけど、
気持ちよく走ってきました!

kndさん、ooktさんも一緒に走りました!




そのうちマフラーぶっこわして替えなきゃいけなくなったらダウンマフラーにします。そしたらアメ車右後ろ出しに再挑戦したいと思います。

マニホールド加工、ファンネルでだいぶキャブセッティング変わるので、またのんびりジェット出しします。街乗り楽しいからちゃんとやらなきゃね。




すも太郎〜〜












2020年10月24日土曜日

キャブを向き変えしてみる。

今回はキャブの悩みが多いねえ。

エアクリ仕様がどうにも限界なので、試しに武川直付けフィルターを付けてみました。買ってあったんだけど付かなかったんだよね。

ほんとはウェザーカバーが付いてますが、付けるとフェンダー直撃です。カバー外してもこんなクリアランス。ハンドル切ると当たります。フニャフニャだからいいけどさ。

ホントはファンネルにしたいけど、フェンダーまで近すぎてどれも入りません。

このVM26はキタコのキットなんですが、マニホールドが微妙に武川より長いかもね。キタコはノーマルダクト位置に合わせてるような気がします。武川はフィルターでこれを設定してるならもう少し短いんじゃないかな。知らんけど。ウチので揃えろという静かな圧力を感じます。

さて、試走。

・・・!!

こら速いわ!

しばらく試走してジェットだいたい合わせてみましたが、実は!エアクリガバガバ仕様とほぼ同じでした。MJは多少上がる。他はASが若干正常値に下がるだけ。エアクリ仕様が流量自体は足りていたみたいです。長いダクトの抵抗がめっちゃあるみたいですね。



大変好感触なんですが、このフェンダー真裏でカバー付ける隙間が無いっつーのはねー。雨降ったらレースはDNS、公道だったら電車で帰らないかんですね笑。





いろいろ考えた結果、

「キャブ後ろ向けたら車体の空間はあるし、シュラウドの中に吸気隠れるし、マニホールド短くなるし、いいことしかないんじゃないか?」となりました。


じゃあやってみっかね。


ちょっと調べた感じだと、キット物は皆無ですね。モンキーはそういう需要が多いみたいでいろいろありますな。同じ口径、ピッチでシャリー用ダックス用など長さや角度違いがあります。

だがしかし、KSRはエンジンのマウントが後ろに傾いているんですよ。30度ぐらい。モンキー系はだいたい水平ですね。VM26はとにかくオーバフロー、油面が敏感ですので、後ろ向けてキャブの水平がズレると大惨事。

精度がいるのはわかるが、三次元的な話なので、とりあえずこんなん買いました。モンキー用の回転アタッチメント。

格安品なのでいろいろ精度が?なとこもありますが、一応ハマった。


ピンぼけですが一応無加工でヘッドにも付きました。奇跡だ。マウントが傾いているのがわかると思います。でも反対向けると今のマニホールドは30度+30度で下を向くので逆ダウンドラフト笑。マニホールドは採寸しながらまた考えようと思います。





ふと、外したついでにいろいろ採寸してみます。キタコマニのキャブ側。これはVM26の専用品ですから28ミリですね。

エンジン受け側は26ミリ。


マニホールドのエンジン側が22ミリ。えっ?


ああ、ウルトラSEヘッドがノーマルより広いんですね。たぶんメーカーにはそれ用のマニホールドがあるんでしょう。このヘッド、レースの直前にバタバタ組んだから全然測ってなかったわ笑。そら吸えんわ。

でも後ろ向けるとか言いながら新しいマニホールド買うのもアホらしいので、適当に加工しましょう。

色付けると白いとこ。ガスケットが正規の26ミリです。まず樹脂の台をリューターでゴリゴリ削ります。


キレイに空きました。


次はマニホールド本体にガスケットでけがきます。口径違うのはわかるけどなんで偏心してんの笑。さすがキ◯コ。こういうとこ好き。ノーマルボアのときも偏心してて全部吸えてなかったかも。


ケガキに沿ってゴリゴリ削ります。中は適当に擦り合わせます。適当です。すべて適当です。


ペーパーで仕上げて台とガスケット挟んでボルト通してみます。おお、段差無しの超スムーズ!


とりあえず暖気してエアスクリューだけ合わせてみました。大変やる気のあるアイドリング。

走行会行くので、楽しみになりました!あとはプラグ見てMJ現地で合わせます。後ろ向ける話が進んだらパー🖐だけど!


寝息の呼吸!











2020年10月13日火曜日

またジェット、ずーっとジェット。

キャブセッティングは延々と続いています。

サーキットでは合わせたいところは、ほぼ全開と全閉だからこの前のレースセッティングでまあまあいいかと思いますが、これが街乗りとなるとなかなか難しい。

今の条件は、
・エアクリ穴だらけ
・デイトナターボフィルター
・VM26
・ノジマエキパイ50.8パイ
・ナサート、インナー50.8パイ
・バッフル18パイ

こんな感じなんですが、ジェットは、

MJ150
PJ12.5
ニードル1段目
AS3回転戻し


レースのときはキタコヘッドが急だったのでPJ15.0にしてましたが、街乗りに使うと、冷間時キック一発始動、暖まるとなかなかかからない。ハーフスロットルからそれなり開けるとボコつく。要するに濃いですな。チョーク引いたような状態。回るとそうでもない。これはPJですね。

で、PJ15.0→12.5に変更。

始動楽になって、ガバ開けのボコつきも減って、まあまあ当たりです。

しかし、どうにも全閉とアクセルオンの狭間、ASの範囲がおかしいです。ギリギリオンで負荷のかからない下り坂などで失火とハンチングが出ます。

それなり負荷がかかってPJの範囲になると快適に吹けます。これはハイカムに乗らないとかそういう感じではないですね。

細かい負荷によって濃い薄いが入れ替わるようでAS捻っても症状がどちらかに偏るだけでなかなかうまくいきません。



う〜ん、エアクリガバガバすぎ?

低負荷だと吸えないんかな?

でも全開だと足りないぐらいだしなあ。



いろいろ考えた結果、全開の流量があまり変わらなくて、低負荷になったとき今より抵抗ができるように、エアクリの中を絞るか、フィルターを、、、

ああ、フィルター増やしてみましょうか。



ターボフィルターまだ余りがあったので、もう1枚足してみましょう。

もう慣れたもんよ。

これにノートイルの油吹きまくって絞ります。

本体に1枚、フタに1枚入れて強引に閉めます。中につっかい棒みたいな突起ありますが、ガン無視です。フィルターにブスッと刺さってるでしょう。ターボフィルターが2枚で実質ツインターボですね。




さて、試走します。

・・・これは方向としては当たりです。走りながらASを3回転から絞っていきますが、1.5回転ぐらいまでアイドリング落ちません。標準レベルまで絞れました。やっぱりエアクリがアッパッパーすぎたみたいですね。

しかも驚くほど中回転〜高回転の感触が変わりません。番手替える必要ないですね。ターボフィルターそのものもホントにアッパッパーなんですね笑。

純正でブタ鼻取るとパワーアップだ、いや低速ガーって話はよく見ます。正直くっだらねーと思ってますが、そんな微々たる流量変わっても関係ないだろってぐらい改造しても、アイドリング〜アクセルオンの領域の流量はノーマルとあんまり変わらんのだね。

全開の流量は増やしたいが、低速の流量はノーマルで、ってなかなか難しい。

いい方向にはなりましたが、これで詰め切れなかったら、ターボフィルターからもう少し負荷のあるもの探してみようかな。ツインエアーみたいな生地がいいなあ。フィルターオイルよく染みるし。


 


別件ですが、死神モゲールDRZトラッカー号が嫁いでいきました。仲間内なので魔改造も大丈夫でしょう。ガンガン使ってください!キャブ車は初めてだそうで、ぜひFCRとか入れて上記のようにハマっていただきたい。

私の前はフレーム折れて交換、私はエンジン2回合体、足回りはたくさんコンバートして、最後にはDRZ-Sのフォークがついて、わけわからんがなかなか速いバイクになりました。

一応、優勝車ですから!ボロいけど!


元はダム仲間から回ってきて、オフェンス貸し出し車としても活躍しました。この車両に関係した人たくさんいると思います。楽しい思い出がいっぱい。乗った人、製作した人、部品出してくれた人、

みなさんありがとうございました😊


さみしい!

(いやーガレージ広くなったわー)





来年に向けてまだやります。

これは実はレースの前なんですが、オイルクーラー付けました。

幸田で実験したときは85℃〜95℃ぐらいだったからいらないかなーと思ったんですが、レース直前にでっかいシリンダーとヘッドをmeemから譲り受けたので、ノーマルでギリギリだったから、こりゃ放熱間に合わないなと。

キタコの縦型です。NOジマのアップマフラーと思いっきり干渉します。どこがいいか考えます。

精密に採寸できました。だいたい1センチぐらい上にすればタンクとマフラーの間にギリギリ入りそう。だいたいです、だいたい。ステーにマークします。

穴あけ。いっつもこんなことやってんなあ。

きれいに開きました。前後はボルト長くしてカラーで調節しましょう。


おお、タンクにギリギリ!

下はマフラーにギリギリ!どちらも5ミリぐらい空きました。スペーサーでなるべくシュラウドに近付けています。近付けないと上がタンクに当たります。

オイルラインはクラッチケーブルに縛ってマフラーに寄らないようにしました。狭い!クラッチケーブル溶けてる。オイルラインは溶けて欲しくないから内側。バンテージ巻いてるから大丈夫でしょう。
シュラウドがちょっと当たるので削りましたが、コケたら導風板でたぶんフィン潰れます。どんとこい。

おお〜、水冷みたい。チラリズム。エロい。

70℃のサーモ付けてますが、サーモとクーラーどちらも大変良いです。街乗りで信号待ちしててもよっぽどでなければ90℃より上がらない。少し走ればかなり70℃前後を維持します。まあ、それはおまけ的ですが素晴らしい。金色のやつね。武川のクラッチカバー専用品。

本来の目的のサーキット全開走行も90℃以上なかなか上がらない。この前のレースも油温は余裕ありました。これにてエンジン、冷却はOKですね。

しかし最初からNOジマのマフラーいいこと言いませんが、モタードっぽいからって理由だけで選びましたが、ミニバイクでこの取り回しはハイパー邪魔です。みんな似たようなイジリ方したらここに配管やキャブやクラッチがあるから、もうすんごい邪魔。このマフラー買ってオートマのままの人いるんかなあ。クラッチケーブルぐらいはよけてほしいわ。

ダウンマフラーおすすめ。ワシ、モタだからこれでいいです。



もう一つ点火系。これはレース後。

KSRは開けるとそれなりモワッとパワー出ますが、ハイカム入っててもあんまり高回転伸びません。これサーキットでスプロケ選択にだいぶ関係します。最初がオートマのバイクだからしょうがないですが、もともとのセッティングが下重視ですね。

ということで、CDI替えます。いつもあんまり替えませんが、今回は元が悪いから効く気がします。もうちょいやる気のある点火時期にしてくれたらだいぶ違うんじゃないかな。キタコヘッド付いてるからってわけじゃないですが、キタコのパワーレブの出物があったので買いました。

最近メーカーが販売やめるの早いね。これもう売ってない。大事にしなきゃ。

純正CDIを外します。バツ&テリーの下。

キタコ、なんかでかいよ。入らんがん。

しゃーないので前方の小物入れに入れました。ゴムやスポンジと両面テープで区切りました。街乗りするから車載工具入れたいので、当たると壊れちゃうから。



点火系もう一つ。

これ好きなんですよ。ASウオタニのパワーコイル。DRZでも使ってます。ステー付いてます。上の部品は純正のステー。微妙にピッチが違う。汎用品だからしゃーない。

微妙だと穴あけ難しいんだよね。ちょっと斜めになってもいいや、と左は最初からあいてた穴、右を新しくあけました。

スペーサーがわりに純正のステーを嚙ますと、ボルト届かない。M4だからそんな長いのは持ってないです。

さて・・・(スチャッ

カラーの長さを切りました。

こんな感じでフレームの元穴に付けました。斜めですが、地面とは水平です笑。コードがプラグの方向になるよう反対向きに付けました。

コードもウオタニの部材となんかの余りの先っちょで作りました。

しかし、何を付けても加工してるな、ワシ。好きでやってないんだがな笑。一応車種専用品もあるんだけどな。KSRいじくり回すとこんなもんかもね。小さいから。





さて、走ってみます。こういう電気系はやっても、なんか変わった?て感じもよくあります。しかもCDIとコイル一緒に替えたらどっちがなんなんだかわからんよね。




いや、今回はわかった!!

とわかるぐらい、元が悪いんでしょう笑。悪いっちゅーか遅い。勘違いしないように言っておくと、すんごい高性能になったわけじゃないですよ。やっと普通になっただけ。

CDIかなり進角してます。回転上昇がかなり速いです。ノーマルヘッドだと回るだけなんでしょうが、キタコヘッドのトルク効いてますね。これは良い。

パワーコイルもハッキリわかります。アイドリングから野太いです。バチバチに火が飛んでます。KSRはセルがないから外して火花見れませんが、かなりハッキリわかります。

 いやー、思ってた以上にマ・クベ風に、あれはいいものだ。



しかしまた微妙にジェット合わないので、またヒマを見てちまちまやります。コイル替えた人のインプレで「ジェット合わないのを素晴らしい火花でカバーしています!」みたいなん見ました。そんなわけねーだろ笑。この火花はどこで何が合わないかよくわかりますね。



カムカム校長、写真ありがとうございました😊