2011年7月26日火曜日

震災と建設業

前の記事に書いたように、建設業のお勤めをしてます。東北大地震の話を少し・・。

地震が起こってからすぐに建設資材の流通がストップしました。すでに工事中の現場は、メーカーや工法を変えさせてもらったり、在庫を集めたりして何とか進めて、未着工の現場は着工できなくなりました。

ベニヤや木材の流通はしばらくで元に戻り、工期を延長変更させていただいて着工しましたが、お客さんも私らも設計さんも大変でした。

誰かがミスをしたわけでもなく、責任所在が誰かにあるわけでもないのに、物事がうまくいきません。

契約には「天災は施主に責任」と明文してありますが、「だから俺は知らねえよ」とは言えませんよね。なんとか進めようと努力はしました。

「自民党が原発造ったから悪い」
「保安院がいいって言った」
「東電が嘘の発表をした」
あんなにプロ意識のない人たちもある意味スゴい。責任転嫁っぷりが子供に見せられないですね。政治家にしかできないことも一杯あると思います。もう少し頑張ってほしいね。

地震で財産や家族を失った人がたくさんいます。それをみんなわかっています。施主は天災を恨まないよう、私らは天災を言い訳にしないよう、誰かのせいにせず頑張らねば。

現在、一部の業種を除いて、ほぼ通常の流通になりました。ハッキリ言って普通の日常です。でも東北の地で未だ災害真っ只中の人がたくさんいます。日常にもそれを忘れず、できることをしようと思います。

ご冥福と復興を祈ります。


0 件のコメント:

コメントを投稿