さて久しぶりにレストアするバイクを預かりました。CB900F!!カッコいい。造形が素晴らしい。まず積み込みましょー、と思ったら、タイヤは地面に埋まって土に還ろうとしてて、すべてが固着してまったく動きません。
おらぁ!と力技で引きずり、タイダウンをウインチ代わりにして無理やり上げます。大人2人がかりでなんとか積み込みました。
いろいろイジくってありますが、足にFZRのナニかを移植してあるらしいです。ゴツいフォークやスイングアームにヤマハなキャリパー、アルミホイール。私もこの年代のバイクだったら同じようなことやるだろうなーと思います。ンダに特に思い入れは無いので。
さてガレージに持ち込んでジャッキかけます。なにかと2人がかりです。すべてがクソ重い。いつもDRZが重いとか文句言っててすいません。外装を剥いでいきます。20年放置のわりには生きているボルトが多い。この頃の製品の造り込みに感心します。
FZR1000も750も、ツインショックの車種は無かったような・・。マウントを作ったのかなあ。持主さんは覚えてないそうです。
Fのタンクはカッコいいねえー。ただ鍵が合わず中はまだ確認できません。たぶんデロデロでしょうなあ。外見はちょっと錆あるけどとてもキレイ。漏れも無さそう。
まずは機関に火を入れれるように進めましょう。足や外装はあと。
プラグは土に還ろうとしてますね。まずお掃除します。まだ何にも調べてなくて部品出るかわからないので、なるべくエンジン開けないように進めます。
CRCかけて掃除して、オラァ!と優しく回したら動きました。4本とも抜けました。
品番はDR8EA。これは今でも出るから安心ですね。中身もキレイなものです。エンジンの中もこんな感じだといいな〜。
バッテリーはGM14Z-3A。今はみんな密閉型だから久しぶりにこういうの見ました。とりあえず互換品があるので台湾ユアサで取りましょう。
フィラーキャップも回った笑。当たり前のことが素晴らしい。あんまり劣化してない。使えそう。しかもオイルっぽいナニかの液体があります!案外密閉がうまくいってたのでは。
チェーンはもうほとんど土に還っているので切ります。でっかいチェーンだなあ。カシメだよ、当たり前か。最近428とか触ってると530とかもう重機みたい。カシメ切って普通にプレート外れました。刻印はRKでした。次もコレだね。
足回りイジくってあるので、コマ数違うかもしれないから現物で数えます。
さて次は始動の要所、キャブです。エアクリ側はすんなり外れましたが、エンジン側のインシュレーターが固いなんてもんじゃないよ。ゴリゴリマイナス突っ込んでCRCします。しばらく放置。なんかステーでもあるのか?と思えるほどびくとも動かない。また放置。
埒があかないので、力技でやります。どの家庭にも必ずあるバール。オラァ!てやったら外れました。
ワイヤーは奇跡的に動く。いろいろ外して摘出。カッコいいキャブだなあ。
インシュレーターは毎度オラァ!てやるのもいかんので、部品出たら替えましょうかね。カッチカチです。ただヒビ割れてない。すごい。
キャブとエアクリボックス外すと広々と腰下が見えます。エンジンの大きいバイクだねえ。ホースはパキパキ。そのうち替えましょう。とりあえず湿気封じ。今さらジローだろうけど。
摘出したキャブ。錆びついていて何も動きません。とりあえず中身洗いたい。フロート室のカバー取ろうとして、2本お亡くなりに。鉄ノコが無かったので今日は終わり。空いたフロート室の中身は割りとキレイで洗ったらなんとかなりそうです。
エアクリボックスもどこも損傷なく、使えそう。ホースはパキパキです。良い品質だねえ。
今回はここまで。古いホンダ車をさわって、当時の品質や、メーカーのやる気を感じます。しかし重いデカい。だがそこがいい。
暖かくなってきました。もうファンヒーターも終わりだねー。
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